ユニバーサルデザインは、身体能力の違いや年齢、性別、国籍に関わらず、すべての人が利用しやすいようにつくられたデザインです。ユニバーサルデザインのまちづくりは、障がい者、高齢者など生きづらさを感じている多様な人々が参画し、誰もが当事者として制限を取り払う方法を模索しながら、行政とともにすすめていく必要があります。2025年に開催される大阪・関西万博でも、障がい当事者の声を積極的に取り入れた検討がすすんでいます。
本セミナーでは、日本における福祉のまちづくりの歩みやユニバーサルデザインのまちづくりにおいて重要な視点を学び、一人ひとりの個性が尊重される誰も取り残さない社会とは何かを考えます。ぜひ、ご参加ください。お待ちしております。
誰も取り残さない社会へ
~当事者目線のユニバーサルデザインから考える~
1. 日 時 令和5年2月22日(水)14:00~16:20
2.場 所 ナレッジキャピタル カンファレンスルームタワーB RoomB02
(大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪北館タワーB10階)
3.プログラム
【第1部】14:00~15:00(60分)
ワークショップ・講演
「ユニバーサルデザインのまちづくり~社会環境を変える・誰も取り残さない~」
私たちの身近な場所でも社会環境を変えることで障がいを変えることができます。参加者の皆さまの課題意識や意見によってユニバーサルデザインのまちづくりとは何かを考え、講師の講演で理解を深めていきます。“みんなの意見を聞く”ということの本当の意味を知ることができますので、多様な立場の声を聞くことが多い方は必聴の講演です。
講師 近畿大学 名誉教授 三星 昭宏 氏
大阪・関西万博のユニバーサルデザインガイドライン検討会座長。
1980年頃から関西を中心に福祉のまちづくりに尽力する。国の交通バリア
フリーのガイドライン作成に携わるなど、政府・自治体の委員を多数歴任。
【第2部】15:10~16:20(70分)
(1)事例報告「当事者意見から生まれたユニバーサルデザイン」(40分)
当事者目線でのUDやまちづくりの事例について報告していただきます。これまでの実践をもとに、ユニバーサルデザインの現状の課題と今後どう取り組むべきかについて考えます。
報告者 認定NPO法人DPI日本会議 副議長 尾上 浩二 氏
1歳で脳性まひとの診断。親の会が実施していた訓練事業に通う。その後、
養護学校、施設を経て、地域の中学へ。大学入学後に障害者運動に参加し、駅
のエレベーター設置や福祉のまちづくり、自立生活支援に取り組む。
障害者政策委員、内閣府・政策企画調査官を歴任。
(2)講師・報告者とのやり取り・まとめ・質疑応答(30分)
“誰も取り残さない社会”について、講師とのやりとりから皆さまにも考え
ていただければと思います。
4.主催 社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会
公益財団法人 大阪府市町村振興協会(マッセOSAKA)
5.対象 定員70人程度・先着順
(行政関係者、社協役職員、施設関係者、障がい福祉関係者、当事者、民生
委員・児童委員、NPO、ボランティア関係者、テーマに関心のある府民
など)
6.参加費 無料
《お問い合わせ》
総務企画部
TEL:06-6762-9471
FAX:06-6764-5374