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子どもさわやか賞 平成25年度受賞団体の主な活動概要

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平成25年度 受賞者・団体の主な活動概要


民児協からの推薦団体

門真市 平川希望さん(代表受領者)


「ノーマライゼーション」社会をめざして
 今回、「子どもさわやか賞」を受賞された門真市の平川希望さんは、現在中学2年生です。
 平成24年12月に門真市で開催された「第30回青少年の主張」において、身体障がい者である祖父との生活体験をもとに 「ノーマライゼーション」について発表し、中学生の部において最優秀者に選ばれたことが今回の受賞につながりました。
 日頃、平川さんが取り組まれている活動やノーマライゼーションに対する考え方などを紹介します。

様々な活動を通して思いやりの心を育む
 「ノーマライゼーション」とは、障がい者や高齢者も健常者と変わりなく社会の一員として尊重し、地域の中でともに生活する社会こそノーマルという考え方のことです。
 門真市での「青少年の主張」は、小・中学生が将来の夢や社会に対する自分の考えを発表するもので、平川さんはその題材を探している時に「ノーマライゼーション」を知り、「これまで自分がしてきた行動そのものだ」と感じたことから、身体障がい者である祖父とのかかわりや人を思いやることの大切さについてまとめたといいます。
 平川さんの祖父は、交通事故により右足太ももから下を切断するとともに、体の右半分の神経が麻痺しました。
 そのリハビリのために約20年前から陶芸を始め、今では老人ホームや小学校などで指導を行っています。平川さんはそのお手伝いを保育園の頃から続けています。
 また、地域のよさこいサークル「よさこいソーラン龍」に所属し、老人ホームで演舞を披露したり、小さい子供や発達障がいを持つ同級生に踊りを指導するといった活動もされています。そうした環境の中で平川さんは自然とノーマライゼーションの考えを育んでいったようです。

ノーマライゼーションを実行し、優しい社会へ
 よさこいサークルの代表を務めている門真市民児協の畑智恵子さんは、平川さんについて「困っている人がいたらスッと手を差しのべ、声をかけることができる子。よさこいで福祉施設を訪れた時も誰にでも話しかけられますし、サークルでも小さい子の面倒をよく見ています」と語ります。
 母親の平川香織さんも「日頃から近所のお年寄りが重い荷物を持っていれば家まで運ぶといったことをしているようです」と話します。
 平川さんは「私のおじいちゃん」というタイトルでまとめた「青少年の主張」の中で、「人は、ふとした瞬間で事故に合ったりして、身体が不自由になったりします。だから、少し意識をして、人に優しくしたり、身体の不自由な方への配慮をすることで優しい社会になり、もっともっと『ノーマライゼーション』が広がっていくと思います」と記しています。
 「これからも思いやりを大切に、困っている人を手助けしていきたい」と、平川さんは語りました。

池田市 池田市立池田小学校6年生

 「わたしたちのボランティア」をテーマに6年生の総合的な学習の一環で、地域の施設や商店街、公園等に定期的に出向き、お手伝い・介護・傾聴・遊び相手・清掃等を行っています。 10年以上毎年6月~12月末の放課後1時間程度、週1回決まった施設で行っています。

摂津市 千里丘小学校区子ども会

 子どもたちが手作り年賀状を作成し正月に育成会、民生委員・児童委員、自治会役員と一緒に高齢者宅を訪問し、手渡しをしています。
 平成11年から現在まで継続されていて高齢者と子供との交流につながっており地域のつながり作りの一端を担っています。

吹田市 日本ボーイスカウト大阪連盟 吹田地区第16団

 地域の敬老会の開催にあたって敬老会会場の設営協力や高齢者の案内・誘導、送迎時のバスの乗り降りの介助、
後片付け等に協力し高齢者から感謝される活動を永年継続して行っています。

富田林市 富田林市立錦郡小学校

 地域とのふれあいを深める総合学習の一環として小学生が地元商店街に仮設店舗を設置し地域の人々と一緒に野菜、花、南河内物産市の材料を販売しています。このような活動が地域のコミュニティづくりにつながり、地域からも共感を呼んでいます。

河内長野市 大阪府河内長野市立美加の台中学校生徒会(2年・3年)

 平成23年6月より、生徒会を中心に東日本大震災で被災した宮城県女川町立女川第二中学校との交流を行っています。
 被災中学校に横断幕を送ったり集めた義捐金で生徒がデザインしたTシャツやハーフパンツを届けました。
 また、そのほかに平和教育や国際理解協力にも力を入れて取り組んでいます。

松原市 松原市立河合小学校

 子どもたちがPTAや民生委員などと一緒に朝の「あいさつ運動」に取り組んでいます。またその他、自主的に募金活動やテレホンカード、書き損じのはがきを収集し「視覚障がい者支援活動」に役立てる活動等も行っています。

羽曳野市 羽曳野市立丹比小学校

 毎年小学生が丹精をこめて育てた鉢植えの花400鉢を登下校の安全見守り隊や町会、自治会の集会所に配布し共感性の高い活動として地域からも評価されています。

大阪狭山市 大阪狭山市立北小学校

 福祉教育の一環として、北小学校の4・5年生と地区福祉委員会、保護者が校区内を分担して清掃活動を行っています。
 教師、児童、福祉委員、保護司で小グループをつくり、グループ毎に分担場所を清掃しています。
 平成10年から継続して取り組んでいます。

千早赤阪村 千早赤阪村立中学校美化委員会

 学校の裏手にある棚田公園の清掃を毎週1回、昼休みの時間を利用して実施。
 村の行事「棚田夢灯り」にも、部活動を中心として学校の大半の生徒が参加し、村の活性化にもつながっています。

東大阪市 東大阪市立長瀬西小学校区連合育成会

 福祉委員会と共催で「育成会祭り」を開催し、校区のすべての方を参加対象とし、子どもから老人までが一緒に活動する機会となっています。
 この行事には、民生委員・児童委員、自治会、青少年指導協議会、防犯委員会などあらゆる地域団体が参加し連携の取れる地域活動を進めています。
 子どもたちも団体に所属して地域活動を行っています。

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施設からの推薦団体

堺市 社会福祉法人 南湖会 児童養護施設泉ヶ丘学院 児童会

 施設の子どもたちが老人ホームにボランティア活動を15年継続して行っています。
 毎週日曜日に中学生と高校生が交代で2名ずつ参加し施設の喫茶業務や利用者の話し相手となっています。
 老人ホームの利用者もこの活動を非常に楽しみにされており共感性の高い活動になっています。

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