ふくしおおさか2025年夏号
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①まずは「点検」②つぎに「訓練」平時からできる災害対策火災・地震などが発生したら、建物の中にいる場合は安全な場所へ避難しなくてはなりません(ただし、地震直後は状況によります)。今回は防災減災の観点から、円滑に避難を実施するためにはどうすればよいかを皆さんと一緒に考えたいと思います。平時にこそ「点検」が必要です。まずは「自分自身がその場から避難するイメージをすること」が大切です。ぜひ職場全体に声をかけて「避難のためのミーティング」を実施して「点検」しましょう。具体的にチェックポイントを3つあげます。1.避難経路の確認ことになったらどこにどう避難すればよいか職員や利用者に周知できていますか?避難はできてい→「避難経路図」の作成と周知。▽自分用のヘルメット→地震、火災で避難する際に体を守る▽避難経路を確認した際に、障害物がますか?2.避難のための最低限の道具(落下物から頭を守る)、靴(避難時に足裏を守る)、ペットボトルの水とタオル(火災時の煙から呼吸を守る。水分補給)などが近くにありますか?「マイ避難道具」の購入および設置場所の確保と設置3.避難のための障害物の撤去、建物の改修撤去できればよいですが、それがで▽場合によっては改第703号 第703号 この広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいていますこの広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいています経営相談室だよりけいえいそうだんしつけいえいそうだんしつ        →改善計画の立案と実施。「訓練」をしましょう。施設全体で日時を決めて実施すると効果的です。らえるなら、ぜひお願いしましょう。う!1.避難訓練で起こった問題点の解消情により、予想外の問題が出ることが考えられます。ティング」を行い、改善点を記録し周知しましょう。具」の不足があれしょう。▽もしも避難する▽建物内の2方向きない場合には、至急避難経路を確保する必要があります。修工事が必要です。「点検」ができたら、実際に避難する近くの消防署や自治会に協力しても最低でも年に1回は訓練をしましょ万全な点検と準備をしていても、事訓練実施後は必ず「振り返りミーまた「マイ避難道ば必ず補充しま2.避難器具、消火器の実践施設には避難器具や消火器など、消防法で定められた用具が各所に設置されています。非常時でもスムーズに使えるように、訓練時に職員や利用者の皆さんで使ってみましょう。建物を設計した建築士、施工した工務店、避難器具の施工業者、消火器の販売業者、消防署などが立ち会えるとさらに効果的です。! ?避難経路非常口AED消火器火災報知器施 設 通 信11村上 徳一みどり建築企画一級建築士事務所

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